「サラリーマンをしていた時に、病気で会社を1年休んだことがきっかけ。 奥さんの実家が干しいもを生産していたこともあり、実家のいもで干しいもを作ろうと考えたんです。『紅はるか』の中でも良質ないもを『峰姫』と名付けて。やわらかさ、甘さの中にいもの風味を残し、自信を持って販売することができます」と言う。 自作のいもの中で良質のいもを選び、ひとつひとつ丁寧に作られていく干しいもは正に至極の「ほしいも」である。
従来は皮のまま蒸していたが、皮をむいてから蒸すことによって、手間はかかる分甘みが増した。 使用しているいもは『紅はるか』。畑ではそのまま販売するものとしてシルクスイートも作っている。 「皮をむいてから蒸すと甘みが増したんですけど、蒸す時間も増えました(笑)」 ひとつずつ、そして一枚ずつ丁寧に作られていく干しいもは濃厚な甘みが病みつきにさせる絶品の「ほしいも」だ。