お客様探訪
第21回 欧風ケーキ工房 かねもり
食器・器具・グラス洗浄機
2018年10月23日取材
毎回、徳尾商事の商品をご使用いただいているお客様を訪ねる【お客様探訪】
今回は昭和48年に北海道本別町にて和洋菓子店として創業した欧風ケーキ工房 かねもりのオーナーパティシエである森詳弘様と森重夫様にお話を伺いました。
美味しい素材があれば積極的に使います
佇まいが欧風の店舗
かねもりさんの創業は?

北見の大丸というお菓子屋さんで修行を経て父(重夫さん)が昭和48年10月に和洋菓子店として創業しました。当時から豆からあんこを炊いて最中や羊羹を作っていましたね。
人気商品の「ほんべつの街」はその時から作っています。

かねもりという店名の由来は?

昔、父親の祖父が「かねもり」という屋号で金物屋さんをやっていたことがあって、父がお菓子屋をやるときにその名前を引き継いだ感じですね。

本別町の特産品の豆を使ったお菓子はありますか?

「豆づか最中」ですね。豆を仁王積みという方法で乾燥させる様を「豆塚」って呼んでたんですよ。その豆塚の形をした最中で「豆づか最中」、それともう一つの「くり豆」があります。「くり豆」というのは形は一緒ですが中のあんこにくり豆という種類の豆を使っています。
うちで使っている豆は全部本別産の豆を使ってあんこから作っていますね。

「ほんべつの街」
「豆づか最中」と「くり豆最中」は豆塚の形をしている
パイ生地とキャラメルとが重なるキャリッとパリッとシュー
洋菓子の売れ筋商品はありますか?

シュークリームですね。「黄金のねこのシュークリーム」とか、食べた時の食感がおもしろい「キャリッとパリッとシュー」などが人気です。

地方発送はするんですか?

要望をいただいてできるものがあればします。ただ焼き菓子とかマカロンなど輸送の途中で形が崩れないものに限られていますが・・・。

菓子店として創業から40年以上たってますけど、ずっと変わらないもの、あえて変えたものなどあれば教えてください

昔から常に素材に美味しいものがあれば積極的に使うようにしています。
父はずっとあんこを使ったお菓子を作っています。

商品は何種類くらい?

100アイテム以上あります。数えたことはないです(笑)。季節に合わせたものも作りますし。

いちごのタルト
人気のシュークリーム
この日はクッキーを作っていました
手作りのジャム
豆の他に「本別といえば」これというものはありますか?

最近では小麦粉ですかね。小麦粉は本別産を仕入れて使っています。
他にも本別にはハスカップを作っているところもあります。
ジャムは全部手作りです。ハスカップジャムは本別のハスカップを使って作っています。他にも種類がありますが、イチゴは足寄産、りんごは青森産のものなど、一番はおいしくて良い素材、原料を取り寄せて作っています。

商品はこちらの店舗だけで販売されているのですか?

こちらの本店と、帯広市内のコープさっぽろ さつない店の中にもう一店舗ありますよ。
他にも地元ではいろいろとお祭りや催し物がありますので、スターフェスティバル、樽生ビアー彩、本別きらめきタウンフェスティバルなどの地元のイベントがある際には、それらの会場に出店してクレープを焼いて販売してます。

コープさっぽろ さつない店ではクレープやアップルパイを焼いて販売
道内でいちはやく導入した洗浄機
25年使用した旧機種 GR1221
今回、ウィンターハルターの洗浄機を入れ替えいただいて、その前の機種は長く使っていただいていたと思いますが、以前の機種はいつから使っていただいていたんですか?

僕が横浜で修行しているときにその店がウィンターハルターを導入したんです。その時はかねもりでもアルバイトもいて洗い物が大変だったので、父にウィンターハルターを見るよう勧めたら父が横浜まで見に来たんです。「これはいい」ということになって恐らく北海道で一番最初にウィンターハルターを導入したんじゃないですかね。だから25年くらい使いましたね。その間2回くらいボイラーを交換したりしましたが。

今回導入のUF-M
当時は北海道に代理店もなかった時なんで、メンテナンスのことを考えても導入にはかなりの勇気がいることだったと思います。
前のタイプと比べてここは前の方が良かったということはありますか?

アナログのタイマーがあったのが良かったですね。強制的に何分でも動かしていられたので。
今のタイプはまんべんなく回るから洗いムラがなくなったのは良い部分ですね。
仕上がりも前の機種よりよくなってます。
絞り袋を6個つけるアタッチメントがあればいいなと思います。以前は6個ついてたのに今は3個なんですよ(笑)。

常に洗い物にフル回転で活躍
自作の絞り袋のアタッチメント
今洗っていただいてるものは?

ボウルやホイッパーなど調理器具全般とか、番重、天板などですね。

洗えないものはありますか?

プラスチックのフードカバーですね。洗浄機の洗浄温度が熱いので曲がって戻らなくなっちゃったんです。
熱いのは洗いにはいいけれども、洗うものの耐熱温度はしっかり守らないといけないですね。

常に新商品を考えたり探したりしています
チョコレート作りはチョコレートマシンでひとつづつ手作り
かねもりさんでは和洋問わずいろいろ幅広く商品を作られていますね

自分がやりたいものをできる範囲でやっています。
常に新商品を考えたり探したりしています。

今後の希望やチャレンジしたいこととかはありますか?

ジェラートやアイスクリームは興味があります。場所や設備が用意できればやってみたいですね。
そのために先々には店もリニューアルしてみたいですね。

となると店内で食べられるスペースが必要になりますね?

作れたらいいですね。元々は喫茶スペースはあったんです。テーブル2つで8席くらい。でも今は設備を置くスペースが必要でチョコレートのマシンを置きました(苦笑)。
このチョコレートケーキも新商品でおもしろいんですよ。80%のほろ苦いチョコレートで酸味もあって甘いチョコレートでコーティングしてあります。「未体験ショコラ」という限定品です。

新商品で限定の未体験ショコラ
取材終わりの記念撮影
創業から変わらぬ商品を提供する一方、意欲的に新商品も開発する。親子二代でこだわりの菓子を作りつづける欧風ケーキ工房 かねもりさん。本日はお忙しい中でお二人にお時間をいただき、ありがとうございました。
今回、訪問した欧風ケーキ工房 かねもりについて
■設置機器
・器具・部品・容器洗浄機 UF-M
欧風ケーキ工房 かねもり

北海道中川郡本別町北3丁目7-6
TEL:0156-22-3749
営業時間 9:00〜19:00(不定休)

コープさっぽろ さつない店
北海道中川郡幕別町札内豊町43-1

PROFILE
森 詳弘
【本別町生まれ】
1971年11月24日生
高校卒業後横浜のお菓子屋さんで修行。
「かねもり」のオーナーパティシエとして地元に戻った。
PROFILE
森 重夫
【本別町生まれ】
1944年生
足寄でパン屋を経営している親戚の手伝いをしたことから魅力を感じ、中学卒業後、北見の「大丸」で修行。地元に戻り「かねもり」を創業。
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