微酸性電解水生成装置
主な仕様
その他
調理器具機械の洗浄・殺菌 / 野菜・果物の表面付着菌除菌 / ビン・ペットボトル・哺乳瓶などの洗浄・殺菌 / おしぼり・布巾の洗浄・殺菌 / 動物の傷・皮膚衛生管理 / 口腔衛生・歯磨き / 床や壁の清掃・脱臭・カビ発生防止  など
A香港型インフルエンザウィルス(H3)への微酸性電解水の効果
  1. A香港型インフルエンザウィルス(H3)に微酸性電解水(pH6.2)を作用させた結果、液相においては、有効塩素濃度 2ppm、接触時間1分間という非常に低濃度、短時間で十分な効果を示した。(表1)
  2. インフルエンザウィルスを空気中(円筒型試験槽)に噴霧し、さらに微酸性電解水または蒸留水を噴霧した。 ウィルスのみを噴霧した場合と比較し、微酸性電解水を噴霧した場合のウィルス感染力価は1/1000以上減少した。(図1)
Influenzavirus A/NewCaledonia に対する微酸性電解水の作用
インフルエンザウィルス A型(H1N1)に対する微酸性電解水の作用を調べるため、微酸性電解水にインフルエンザウィルスA/ニューカレドニア浮遊液を添加し、経時的にウィルスの感染価を細胞培養法でしらべた。 蒸留水に浮遊させたウィルスでは5分で 1-log(1/10)の減少であったが、微酸性電解水では、0.5分で4-log(1/10000)以上の減少(検出限界以下)となった。(表2)
微酸性電解水とは
微酸性電解水とは
塩素系の殺菌力を持っている殺菌水です。しかし、この殺菌水(微酸性電解水)は日常生活のあらゆる場所、場面で使うことのできる “ 水 ” なのです。
簡単に言うと微酸性電解水とは「水道水感覚で使うことのできる殺菌水」です。 微酸性電解水を使って誰にとっても使いやすく、安心、安全、環境に、人にやさしい殺菌方法をご提案します。
■当社取り扱い商品
・微酸性電解水を利用したユニットシステム【株式会社エコロフロンティア】
・微酸性電解水製造装置(ホックル)【微酸性電解水研究所】
・微酸性電解水製造装置(ピュアスター)【森永エンジニアリング】
・アクアサニター【株式会社デイリーテクノ】
微酸性電解水誕生の理由とその意味

所謂、殺菌処置の手法は熱湯殺菌・蒸気殺菌・アルコール殺菌・諸薬剤殺菌等があり、国では塩素系殺菌剤として一般的なのは『次亜塩素酸ナトリウム殺菌剤』で、例えば商品名に『○○ラックス』と言う殺菌剤を何倍かに薄めて50~200ppm等の希釈液として使用しています。

それぞれの従来の手法による殺菌効果の原点を見直すと、高温度で一定の時間を掛けて熱処理殺菌をしている。エネルギー思想や物性が熱変性及び環境悪化を避ける事、作業者の手指の消毒をする場合、熱源を用いずに殺菌をする処理法がアルコールや薬剤殺菌を用いています。

更にアルコールや薬剤・塩素系殺菌剤を用いると作業者の肌荒れや濃度による発がん性物質の生成、薬品臭の移り香がとくに食品へ影響を及ぼす事も最終需要者から問題と成る場合を防ぐには、対処法が有るだろうか。

源の省エネ化・薬剤処置法の欠点を補う・塩素系消毒効果(ウイルス等には効果的)だが薬品臭の異臭を排除したい、排水公害や環境汚染を考慮する場合の手法に21世紀の科学と物を見直す哲学から誕生したのが『酸性電解水』であり、食品企業が作業者・工程管理・物性へのあらゆる方面から検討した『安全』な新しい殺菌手法が『微酸性電解次亜塩素酸水』を用いる殺菌処置法です。

水道水感覚で流水的に、いは所定時間接触させて、異味異臭を移行させずに、対象物の表面殺菌を行えます。墳霧効果を利用すると空中浮遊菌類の除菌効果もあります。又洗浄後の器具・食器・配管・モールド等が時間をおいて使用開始前まで水槽に浸透させて置くと殺菌直後の清潔な状態で使用する事等が出来ます。の他効果的な利用方法例が御座いますので、ご検討の要望事項等御相談下さい。

株式会社エコロフロンティア 代表取締役 三田村 隆
乳業会社の衛生管理から生まれた「ピュアスター」
   
森永乳業が開発した「ピュアスター」
食品添加物に指定された「微酸性次亜塩素酸水」(ピュアスター水)を生成する装置です。
微酸性次亜塩素酸水(ピュアスター水)は、人にも環境にも優しい殺菌料で味も臭いもほとんど無く、食材はもちろん、食品製造プラント、調理器具などに水道水のように幅広い用途に使用可能です。
ピュアスターは安全殺菌
殺菌の主役は、次亜塩素酸です。
完全自動運転により、無隔膜の電解槽で塩酸溶液を電解し、水で適正濃度に希釈して塩素水を製造。
電解によって発生した微量の活性塩素などが水に溶け、安全で強力な除菌効果を発揮します。
   
ピュアスター水による殺菌は、さまざまな食中毒原因微生物や芽胞に有効です
ピュアスター水はさまざまな食中毒原因微生物に殺菌効果があります。
塩素濃度10ppm、ph6.2のピュアスター水で1分処理しただけで、微生物はほぼゼロ。
また、ノロウィルスによる感染性胃腸炎は冬場に増加し、その強い感染力によって学校、保育園、社会福祉施設などで集団感染を引き起こすことがあります。予防の手洗いの仕上げにピュアスター水を使うとより効果的です。
   
森永乳業が開発した「ピュアスター」
  • 食品工場
    食材・容器・キャップ・タンク・コンベアー・ライン・床・壁など、さまざまな洗浄に使用されています。
    食品工場
  • 養鶏場/搾乳場/農場
    生体洗浄、枝肉洗浄、加工現場での衛生管理。また農業分野では種子消毒や病害ヨ予防への効果
    養鶏場/搾乳場/農場
  • 医療/介護施設
    医療・介護施設における手指、医療器具、壁や床などの洗浄。院内感染の予防対策として使用。
    医療/介護施設
  • ホテル/レストラン
    生野菜・果物や肉・魚などの食材の洗浄、およびまな板やボウルなどの調理器具・食器の洗浄に。
    ホテル/レストラン
LINE UP
  • Mp-300
    製造能力:300リットル/h
  • Mp-2000T
    製造能力:2000リットル/h
  • Mp-5000T
    製造能力:5000リットル/h
    Mp-10000T
    製造能力:10000リットル/h
  • HOCL 0.36t
    製造能力:360リットル/h
    ※他にも960リットル/hのHOCL 0.96tなどもあります。
HOCL 0.36t等の小型機を使用してより多くの量をお使いいただけるようにご提案させていただきます。
微酸性電解水Q&A
Q1.
微酸性電解水とはなんですか?
Q2.
なぜ殺菌効果があるのですか?
Q3.
よくある次亜塩素酸と何が違うのですか?
Q4.
どれぐらいの時間で効果がありますか?
またインフルエンザウィルスには効果はありますか?
Q5.
微酸性電解水には害はないのですか?
Q6.
微酸性電解水を使用する際に注意することは?
Q7.
微酸性電解水をより効果的に使うためには?
Q1.微酸性電解水とはなんですか?

A.下記の図の通り無隔膜電解槽内で希塩酸(HCl)を電気分解し生じた塩素ガス(Cl2)が原料水(H2O-飲用適の井戸水か水道水)に溶け込み次亜塩素酸(HClO)と塩酸を生成させてできあがるpH6前後で微酸性の次亜塩素酸を含有成分とした殺菌水です。 殺菌力が強く幅広い種類の細菌類・微生物を死滅させますが、味・臭いはほとんどありません。
10~30ppm程度の低い濃度でも十分な殺菌効果を発揮することが大きな特徴で、使用するのは食添の純度の高い希塩酸と飲用適の水だけです。
また、上記の電解水は食品添加物指定を受けています。
※ppm・・・100万分の1の単位。割合としてどれだけ含まれているかを表すものです。

Q2.なぜ殺菌効果があるのですか?

A.殺菌効果は他の塩素系殺菌剤と同じ次亜塩素酸(HClO)によるものです。
この次亜塩素酸は水溶液のpHが5~6.5の(弱酸性)のときにもっとも含有量が多く安定しています。
水溶液のpHが高く(アルカリ性)なると次亜塩素酸の多くは次亜塩素酸イオン(ClO-)として存在します。殺菌効果の高い次亜塩素酸はpH9前後では約5%しか含まれていません(従来の次亜塩素酸ナトリウム溶液など)。なので次亜塩素酸ナトリウム溶液などは100~200ppm以上など高濃度で使用しなければなりません。しかも殺菌に有効な塩素の90%以上を未使用のまま捨てていることになり、排水処理や環境への影響も無視できません。
※次亜塩素酸(HClO)の殺菌力は、次亜塩素酸イオン(ClO-)の80~150倍と言われています。

逆に水溶液のpHが4(強酸性)を下回ると次亜塩素酸より塩素ガス(Cl2)の存在する割合が多くなります。塩素ガスとして存在するために気散しやすくなり塩素による殺菌効果は減少します。また、塩素ガスが空気中に拡散すると不快な塩素臭を感じたり、錆びを発生させる原因にもなります(強酸性電解水など)。
殺菌に必要な次亜塩素酸が水溶液中にほぼ100%含まれており、水溶液のpHがもっとも安定しているのが微酸性電解水なのです。

図は殺菌の基である次亜塩素酸(HClO)の在り方を存在比率(%)とpHの関係を示すものです。
Q3.よくある次亜塩素酸と何が違うのですか?

A.一般的に言われている『ジア』とか『次亜塩素酸』は、『次亜塩素酸ナトリウム』又は『次亜塩素酸ソーダ』を主成分としているアルカリ系塩素系殺菌剤を指し、商品名では○○ラックス等があり、数百~数千倍希釈して使用します。
一般的に次亜塩素酸の殺菌効果を得る為に、アルカリ系塩素系殺菌剤を水で希釈して使用したり、あらかじめ使いやすい濃度まで希釈して容器に入れて販売されたりしています。
この微酸性電解水も殺菌効果は同じく次亜塩素酸が主成分です。上記の『水中塩素の平衡図』の説明の通り、pH4.0~6.0域の微酸性が次亜塩素酸を95~100%近くを有しており殺菌効果が高いのです。微酸性電解水は微酸性電解水はまさにこの範囲におさめるために作られたのです。
アルカリ系塩素殺菌剤はpHが8.0~9.5の為に、殺菌の基である次亜塩素酸は100ppmでも5%台の為に5ppm程しか含まれていません。濃度を高くして使用されているのはこの為です。
また、野菜や果物などの洗浄・殺菌に使用するとpHがアルカリ性のために酸性側の細胞組織(ペクチン質など)が破壊されやすくなり、味や風味に影響が出てしまいます。作業者にとっても塩素臭の問題や手荒れの原因になることも多くあります。
微酸性電解水はpH5.0~6.5という水質特性から、殺菌源である次亜塩素酸(HClO)は10~30ppmという低濃度でありながら次亜塩素酸ナトリウムなどのアルカリ塩素系殺菌剤の10~20倍である100~200ppmに匹敵する効果を持っているのです。
※ppm・・・100万分の1の単位。割合としてどれだけ含まれているかを表すものです。

Q4.どれぐらいの時間で効果がありますか?またインフルエンザウィルスには効果はありますか?

A.一般生菌、特に食中毒の原因菌でもある腸内球菌には秒単位で効果を発揮します。もちろんインフルエンザウィルスにも大きな効果があります。
微酸性電解水は食中毒の原因となる細菌類(大腸菌、サルモネラ、黄色ブドウ球菌など)に殺菌効果があります。一般的な微生物には電解水が触れた瞬間に殺菌効果を発揮します。また殺菌が難しい芽胞菌にも効果的です。芽胞菌には従来よりも温度を上げて(40℃程度)比較的長い時間漬けておくとより効果的です。
塩素系殺菌剤はインフルエンザウィルスにももちろんですが、ノロウィルスにも効果的です。
ノロウィルスにはアルコール殺菌ではあまり効果が得られず、塩素系殺菌剤が効果的です。
微酸性電解水は塩素系の殺菌水ですので効果的かつ人にも安全に殺菌効果を発揮します。
感染予防の基本は手洗いですので、微酸性電解水で手洗いをおこなっていただく、もしくは従来の手洗いをしっかりおこなっていただき、その後に微酸性電解水で最後にすすいでいただいても効果的です。
併せてうがいにも使用していただくとより予防効果があがります。微酸性電解水は食品添加物に指定されているのであやまって飲み込んでも安全です。

A香港型インフルエンザウィルス(H3)への微酸性電解水の効果
  1. A香港型インフルエンザウィルス(H3)に微酸性電解水(pH6.2)を作用させた結果、液相においては、有効塩素濃度 2ppm、接触時間1分間という非常に低濃度、短時間で十分な効果を示した。(表1)
  2. インフルエンザウィルスを空気中(円筒型試験槽)に噴霧し、さらに微酸性電解水または蒸留水を噴霧した。 ウィルスのみを噴霧した場合と比較し、微酸性電解水を噴霧した場合のウィルス感染力価は1/1000以上減少した。(図1)
Q5.微酸性電解水には害はないのですか?

A.もちろん害はありません。微酸性電解水は従来の殺菌方法にはない新しい“優しい”殺菌方法です。
優しいといっても殺菌効果についてではありません。殺菌は従来の殺菌剤以上に効果的かつ安全におこなえます。では何が優しいのか。
それは“使う人”“使う対象”“使う環境”に優しいのです。

1.食材・商品に優しい
pHは5~6.5の微酸性の殺菌水です。また10~30ppmの低い濃度でも十分な殺菌効果を発揮しますので食品の持つ本来の風味を害することや、食品への塩素臭移りもほとんどありません。また、従来の殺菌後のような水道水でのすすぎもほとんど必要ありません。
微酸性電解水は平成14年6月10日に厚生労働省から食品添加物の指定を受けています。

2.人に優しい
安全性が高くあやまって飲み込んでも危険はありません。手荒れの心配もありません。毎日のうがいや手洗いにも安心してご使用ください。
使用の際には人手による希釈なども必要なく、個人差による希釈濃度のバラつきなどもありません。水道水感覚で誰でもすぐに、そのまま簡単に使えます。

3.器具・装置・設備に優しい
ステンレスにもほとんど影響をあたえません。微酸性電解水は空気中への塩素ガスを発生しづらく、原料に塩を使用していないので“塩”の残留の心配がありません。強酸性電解水などと比較しても腐食性は低いです。使用後に水道水などですすぎをおこなう必要もほとんどありません。
器具・備品はもちろん床や排水管などの設備への影響もほとんど心配ありません。

4.環境に優しい
微酸性電解水は効果を発揮すると(有機物に反応すると)有効塩素が失活してしまいただの水に戻ってしまいます。微酸性電解水を使用後にそのまま排水しても排水設備はもちろん、自然環境へも影響はありません。

5.経済的コストに優しい
毎日のランニングコストは原料となる水と希塩酸、それと電気代だけです。従来の殺菌方法と違い殺菌処理後に洗い流す必要もほとんどなく無駄な水の使用を削減できます。
また、強酸性電解水の生成時のように反対の性質のアルカリ水が出てしまうこともありません。全量殺菌効果のある電解殺菌水を必要なときに必要な分だけ使うことができます。
微酸性電解水は保存安定性に優れています。遮光・密閉で保存する場合は1ヵ月以上は効果を維持した状態で保存することもできます。

Q6.微酸性電解水を使用する際に注意することは?

A.効果を発揮するとただの水に戻ってしまうことです。 微酸性電解水は予防目的が一番的確な使用方法です。なぜなら微酸性電解水は薬品ではないからです。

たとえば室内などの“カビ”ですが、水自体は浸透性が無いので根元深くまで微酸性電解水が届くことは難しいです。(表面上で反応して失活してしまうため)なので、まずはキレイに洗浄をおこない、元を除去したうえで予防的に室内などの毎日の洗浄に使用することでカビの発生自体を事前に防ぐことができます。加湿器を使用すれば室内の加湿と空気の“洗浄”を合わせて行うことができます。

また、有機物に触れ殺菌効果を発揮するとただの水に戻ってしまうため、シンクなどに溜めて原料(野菜や肉・魚など)の洗浄を何度もおこなう場合などはそのままでは殺菌効果が低下してしまいます。その場合は新たに足し水しながら使用していただくことが必要になります。
また、微生物に対して常に新しい殺水が当たることでしっかりと殺菌効果を得ることがでます。ただ漬け込んでおくよりは、“新しい微酸性電解水を足し水する”“軽くかき混ぜる”など水流をおこすことで対象に対して常に新しい水が当たりより効果的になります。

Q7.微酸性電解水をより効果的に使うためには?

A.従来の殺菌方法の問題解決として、薬品臭や手荒れなど長期間使用する際の残留の問題などで有効な方法が無くあきらめていたことなどいろいろなものに使用してみてください。
毎日使用している“水”や“殺菌剤”を微酸性電解水に変える。水道水感覚で使用するだけで誰にでも簡単に衛生的な作業工程・衛生管理がおこなえます。
大切なことはまず“菌を死滅させる”そのうえで“新たに菌を付着させない”そして“菌を増やさない”ことです。

微酸性電解水は一番大切な“まず衛生的な問題を発生させないこと”が安心・安全におこなうことのできる水なのです。
今各業界で求められているものを提供できるのがこの『微酸性電解水』です。
水(水分)が付着しても問題ないものならほとんどすべてに使用できるため食品業界はもちろん、水産や畜産、農業、観光宿泊施設、温泉、プール、医療や介護分野など多方面でも使用が進んできています。
微酸性電解水はあなたの身近なところですぐにお役に立てるはずです。

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